一枚の写真
一枚の写真に
胸がとても苦しくなる
それは雨宮塔子さんが車に乗っている写真なんだけど
その写真は
まるでわたしのようで、私の求めている人物像にピッタリでつらい。
彼女は裕福な家庭で育ち、すばらしい教育を受けたあと仕事に就き
6年後自分の興味のある絵を学びに単身フランスへ行っている。
わたしも絵を学びにフランスへ行くのが夢だった。
私の夢が実現できなかったのは環境であった
母子家庭で母は夜の世界でずっと働いていたので教育なんて
家に存在しなかった。
環境の影響はおおきくて
頭は特別悪いし、ヤンキーなので友達もみんな悪いことしか
考えないやつらだった
そんな高校生の夏、一冊の本に出会った。
ただの旅行記だけど、そこで私の運命は別の道に動き始めたのは確か。
場所はベルギー共和国。
すぐにベルギーについて調べて、ビデオも録画して何度も見て
公用語のひとつにフランス語があるのでフランス語教室に通い始めました。
つづく